2006年07月14日

今日は
「日本語で作詞をする」際の マキシマムザ亮君のこだわりについて話したいと思います


ミクシィのさ
ホルモンコミュとかの書き込みたまにみるんだけどさ

ホルモンの「あの曲のこの部分が○○て言ってるように聴こえる」
とかさ話題なったりしてたんだけど


なんで
日本人てそーゆうの好きなんだろうね?w


「もう、この部分何回聴いても○○○にしか聴こえないー」
みたいなことで喜んじゃうよね。

日本人てそーゆうくだらない発見みたいなの好きでしょ?


僕は中学の頃から
そういった日本人が多い事に気がつきイライラしてました。

と同時に
空耳アワーなどで
馬鹿げた歌詞をつけられたり、
また小学生に替え歌されるような曲というのは
「インパクトのある発音」や「キャッチーな発音」の要素を含んでいるフレーズが多いという発見もしたのです

つまりそういった発音には「人を虜」にする要素があるんだときづいたわけです

そしてインパクトのあるキャッチーな発音には
幼稚な言葉などが簡単に乗せやすい訳です。


曲に限った話ではなく

日本人て大人も子供も関係なく
外国の言葉の中に日本語に近い発音があると
そこをやたら意識したがるんだよね。


英語をくだらない日本語に置き替えてバカにして呼んだりする寒いとこあるじゃないすか。

たとえば

「ジョニーデップだかジョニーゲップだかなんだか知らねーけど」
とか
「パンテラかっこいいよね!」
「え?なに?パンチラ?」
みたいなさ(苦笑)


そんなような
つまんない事すぐ言いたがるんだよね日本人て。死んだらいいのにね(笑)


つまり

近い発音のものはなんでもかんでもくだらない日本語に置き換えたがる


そこを
僕は逆に「利用してやろう」と中学生の時から考えてました

みんなが
変な発音で
「○○○て聴こえるー」と思うような曲は言い換えれば「キャッチー(とっつきやすい)」とゆう事。
そんな「キャッチーな発音」をボーカルに取り入れたい。
さらにその「キャッチーな発音」に
真剣に意味やメッセージをもたせよう
と思ったんです



それを計算にいれて発音創り(歌詞のない状態のボーカル創り)や作詞をしています

「耳に残る発音」というものをいろんな角度から研究して創っているわけです

そこに自分の感情や
曲のテーマ
そして遊び心やイタズラ心や
裏の裏の意味などを持たせたりしながら
「発音」と「言葉」と「メロディー」を合体させていくわけです。

たとえば
「ロック番狂わせ」と
いう曲の
僕のお気に入りフレーズで
「殺れ黒帯バンド!黒帯バンド!」

というのがあるんですが

作曲中の僕の最初のイメージは
お祭りパンクでした
(途中ギターのフレーズとかドラムもお祭りぽくなるしね)

だから
サビも
出だしから
「ヤーレン節」みたいな感じで
「ヤーレン!」て歌いだすとインパクトあるしキャッチーだなあ
って考えてました。

そして数ある気持ちいい発音の中から

「ヤーレン!ブロッピーバーン!ブロッピーバーン」という
仮歌が出来上がった訳です
(ちなみにこのような仮歌をそのまんま歌ってCDにしちゃえっ!て思いきった行動にでたのがB DASHのゆうた君だねw)

「ヤーレン!ブロッピーバーン!ブロッピーバーン」

どうです。
このヘンテコな
言葉はかなりのインパクトでしょ。


よって
リスナーが


「ヤーレン〜コッペパンコッペパン」

だの

「ヤーレン〜モリマン!モリマン!」


だの
レベルの低い言葉を
すぐに合体しやすいんです


ここがポイントなんです!

それぞれ聞こえてきた発音に対して好き勝手な言葉を想像してしまう
と言うことは
その時点で
「発音のフレーズ」にやられてる証拠。

発音が聞き流されずに
しっかり相手の脳に運ばれた。とゆう事なんです。

だから
君たちリスナーが
あそこ「ヤーレンソーラン」て聴こえない?とかレベルの低い事を言ってくるのはすべて僕の筋書き通りなんです。



ちなみにみんなが「この部分○○て言ってるように聴こえる」てゆう言葉ってゆうのは

もう作詞してる段階で
僕の頭の中ですでに歌詞「予選落ち」した言葉ばかりなんですよ(笑)


僕の中の予選落ち535位くらいの「歌詞」ばっかみんな得意気に報告してくるんですねー。
(なぜ人間はそういう事を報告したくなるんでしょうねw)


「延髄突き割ーる」

「便所つき。ワーイ♪」とか
替え歌みたいなのもありましたけど
もう
予選落ちとゆう以前に
普通に言葉がおもしろくなくてイライラしてきますw
でもみんな喜んじゃってるわけですよ


今、君たちが聴いてるホルモンの歌詞はとてつもない「言葉の候補」の中から選ばれた亮君ナンバーワンの言葉達なんです。


「ヤーレン!ブロッピーバーン!ブロッピーバーン」

とゆう意味不明だが発音の気持ちいいフレーズを作ったら
そこに「ロック番狂わせ」とゆうテーマで魂を込めて言葉を選ぶ


すると
「殺れ!黒帯バンド!黒帯バンド!黒帯バンド

唸れ白帯バンド!白帯バンド!」


とゆう
「白帯バンドが黒帯バンドをぶっ倒す」とゆうロック番狂わせなイカした歌詞にみごと変身したわけですね


そこんとこを一番わかってもらいたいわけなんです

この絶妙な「職人技」にもっと気付けっつの(笑)


まあ真面目なメッセージじゃない言葉を乗せる時もありますよ

「ロックンロールチェーンソー」の


「PAAN!←耳兄さん信号」

なんて
新しい時代の幕開けですよ(笑)
神の領域です(笑)


まあ聴いたリスナーが頭の中で「好き勝手な日本語」に置き換えて聞くというのは
僕の狙いどおりなんですが


結局
みんな
「そこ」どまりなわけで
ただ
表面だけで楽しんでるんですねー


まあ音楽は自由だから
それでも別にいいんですよ


でも
「わたしは○○の曲のBメロが○○て言ってるように聴こえる」とか
そんな事ばかり喜んでリスナーが報告してくるとやっぱり
イライライライライラってなりますね(笑)


結局
そこだけかいっって(笑)

結局
表面だけかいって(笑)


ほかにも
単なる発音の省略にも
「あ、いまのとこ、歌詞どおり歌ってない」みたいな事イチイチ言ったりする人もいます


例えば英語で
「an APPLE」
て発音する時
「アンナッポー」
になるでしょ。

こういう発音の手法を僕は日本語の歌詞の中でよくやるんですが
(ちなみにこの手法は桑田佳祐や椎名林檎やラブサイケデリコなんかもよく用いるきわめてポピュラーな方法です)

それに違和感を感じるのかわからないですが

「アンアップル」て歌詞には書いてあるのに
「アンナッポー」て歌ってるように聞こえるんですけどっ

みたいな事を
言ってくる人達の多い事多い事!

どんだけ
日本のリスナー レベル低いんじゃいっと(笑)


まあいんだよいんだよ

みんな自由に感じてもらえばさ

それが音楽さ


「反戦の事を歌った外国の曲」を

英語のわからない日本人が
「このラブソング素敵だわ」
とか勝手に勘違いしたとしても

それはもう
どうする事もできません(笑)


いいんです

いいんです


もう中学生の時から
知っていたんですもん

日本人がそういう生き物だとゆうことを。




だから
それを利用してるのさ


えけけ

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