「音楽の鍛え方」
2000年6月10日

ホルモンギター亮君


音楽の鍛え方は人それぞれある。

音楽理論をアホみたいにひたすら研究する者。

いろいろなレコードを聴いてひたすら吸収する者。

ひたすら耳コピする者。

ひたすら練習しまくる者。


などなど、いろいろ音楽を鍛える方法がある。

昔は俺もこういった基本的な鍛え方をしていた。

だけど全部途中で投げ出してしまった。

それは
かったるいから

しかし、ここ3年間くらいかかさずやってる鍛え方がある。

それはバイト中にやる。

俺はマクドナルドでバイトをしている。

マクドナルドといっても
「いらっしゃいませ」とか言ったり肉焼いたりとかいう仕事じゃない。

店が閉店した後に
一人ぼっちで掃除をするのが俺の仕事。

店には有線がある。

有線にはいろんなチャンネルがあって
軍歌からマニアックなデスメタルまである。

マクドナルドの店員の人達が全員いなくなってから俺の「鍛え」が始まる。

まず有線を爆音にする。

有線のチャンネルを適当に合わせる。

「カラオケヒットチャート」みたいなチャンネルが流れたとする。

そしたらそれをぶっ壊すのが俺の「音楽の鍛え方」だ。

たとえば、有線で「浜崎あゆみ」の曲が流れる。

それにハードコアを融合させて俺が歌う、という感じ。

テキトウにうしろで叫ぶというのではなくて、しっかり
融合させるのがポイントだ。

その逆もする。

超極悪なハードコアの曲を流し、その裏で
「キロロ」みたいなメロディーをつけたす。

これがばっちし融合できると最強に気持ちがいいのだ。

こんな感じで応用をきかしいろいろなジャンルをぶちこわす。

たまにエキサイトしすぎると近くの交番からおまわりさんがやってきて
注意されたりするが

「勝手に盗み聴きしてんじゃねぇ!金取るぞコラ!」

と言い返してやりたいとこだが小心者の亮君、素直に音量を落とす。

この3年間こんな事をやって鍛えてきたが

最近、この練習は
まったく為にならないという事実に気がつきました。



戻る