亮君と「中学パワー」の巻
2000年03月11日

マキシマムザホルモンのギターと歌 亮君


俺のバイト先にバンドとかやってる人がいる。

きいてる音楽も最近の重い系やミクスチャー系みたいなのはほとんど買ってる様だ。

その彼がかなり「アホッてる」ワケだ。

仕事の現場に向かう車の中で亮君への音楽質問攻めが始まるのだ!

ラジオで華原朋美がながれた。

   「亮君、、華原朋美は歌うまいの?」

亮君  「う、うーん・・」

   「どうなのよ。亮君から見て」

亮君  「わ、わかんない」

彼   「ふーん。亮君はコア以外興味無いんだね」

  「えぇぇ!!!!!!!?」

またある日・・

彼   「亮君、、。亮君はギターうまいの?」

亮君  「うう、、いやぁ、、全然だね。勢いだけっスよ」

彼   「ふーん。ホルモンは勢いだけのバンドなんだ」

亮君  「えぇぇ!!!!!!!!?」

この人マキシマムザホルモンのライブ2回見に来てくれました。

上手い下手はおいといて、失礼な話ですわ(笑)

俺がラーメン屋だとしたら

俺のラーメン2回食いに来といて

「亮君の店のラーメンの汁は、うまい方なの?」みたいな感じ。

おもしろい人ですわ。


話しは変わるが昨日姉ちゃん(ナオ=ホルモンドラム)とケンカをした。

俺がしつこく
「音楽聴け」と言ったからだ。

けど、しつこく言うと気分悪くなるみたいだからから、これからはなにも言わないことにした。

思い出して見ればいつも俺がはまったCDとかを

「これ聴いてみ!かなりイイから!!」って姉ちゃんの部屋にもってって

むりやり聴かせて、

「音大きいよ!お父さん
起きる

っていわれて

しかたなく小さい音で聴いてもらって

「お!かっこいいね」

って言ってくれて、そのCDを姉ちゃんの部屋に置いてって、

「これでヤツもハマッたべ」とおもい部屋に帰る。

その数日後、「車の中で聴く用」の亮君ベストテープをつくって

その中にそのアルバムの曲も何曲かいれてみた。

そして車の中でその曲がかかって

ナオの一言

「誰、、これ」。

「聴いてなかったんかーーーい!!!」って。

これってけっこうショックなんだよね。

なんか「いろんな曲聴いて音楽を研究して欲しい」というより

いっしょに「うおおおお!!」って熱くなってほしんだよね。

熱くなったヤツらがつくる音楽は熱いはずだから。

音楽や映画や漫画とかいろいろいいものを味わうと

だれでも普通に「いいねー」って思うけど

そのもう1つ上の感情ってあるわな。

「うぉぉぉぉぉおぉぉぉお!!」ってやつ。

その感情を俺は
「中学パワー」と呼んでいる。

中学生時代はそのパワーの連続だった。

いまでもイカしたものに触れると「中学パワー」が出てくる。

たくさん「中学パワー」がでてるときは5分で曲が出来る。

音楽の専門学校に行ってた時代に学校サボってレンタルビデオ屋で

「スターウォーズ」を全部借りてきて見た。

3部作見終わると「中学パワー」が溢れまくっていた。

その時つくったのが
「フォース」という曲だ。

学校いって参考書みながらギターのレッスンするより為になった。

音楽の専門学校でかなりおちこぼれ野郎だった俺は

学校の先生よりも
ヨーダを選んでしまったのだ(笑)

だから歌詞で「おまえの音楽なんてくらべもんにならねぇ」って専門学校の奴らにケンカ売ってるわけ(笑)

あと「中学パワー」は歳をとっても変わらない。

おっさんBANDでも「中学パワー」全快のバンドもいる。

そんなバンドはかなり
イカしてる


「中学パワー」


例えてみるなら

中1の時、友達のゴットが学校の帰り道の神社で

ベンチに座って広嶋 由梨子のオッパイを揉んでいたのを目撃してしまった時の気分に近い。

「中学パワー」

中2の夏に友達グループの中でマドンナ的存在だった「黒田さん」の家の近くの公園に

仲間4,5人で、「この公園から見下ろせば黒田さん家の風呂場が覗ける」って言う情報を確認するべく、

ずっと公園で張込みをしていて、

21:30過ぎに風呂場の電気がついて

クモリガラスのむこうにロングヘアーの肌色の人陰が現れ

「うおおおおおおお!」ってなって

「いや!ちょっと待った!黒田さんのお母さんの髪型って・・?」

「・・・・大丈夫!ショートだ!!」

「うおおおおお!」

「いや待て!黒田さんに姉妹は・・・!?」

「・・・いないハズ!!」

「うおおおおおお!」

そしてさらに!

クモリガラス越しの黒田さんの股間あたりが
ぼんやり黒くなってるのを

みてしまった時!!((実話)変態か俺達は!)

そんな時いつも「中学パワー」が出てたっけ・・・

「中学パワー」

中3の時自分の机に一生懸命、「GUNS'N ROSES」のロゴを彫ってたのに

クラスのヤンキーが俺にも彫らせろって言って

むりやり俺の机に
「BOOWY」「B'Z」って彫られた時(実話)の気分にも近い。

ハードロック長髪野郎だった亮君がパンクにハマって金髪坊主になった時も

「中学パワー」だった。

マキシマムザホルモンのBASSの上ちゃんが前にやってたバンドのメンバーが

ライブを見に来てくれて一曲目で

「ジャンルが違う」って帰られて

「くっそーーーー!!!!!」ってなった時も「中学パワー」

すべて亮君を支えてくれてるのは
「中学パワー」なのだ!

「高校パワー」でも「パンク魂」でも「コア精神」でもない!

「中学パワー」!!!


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