2006年10月23日

『選ばれた子供たちは隠している』




この世界には特別な子供たちがいます


それはまさに漫画の主人公みたいなやつらで

まあはやい話、のび太くんみたいなやつです



普段は普通の生活送ってるし


学校でもそんなに目立たない生徒です


でも完全に隠してます



ドラえもん隠しています



まあ
ドラえもんみたいな漫画チックなものまではいかないですが


あれに近い「なにか」を隠している子供たちが世界に7人ほどいます。


はっきりと断言しましょう

子供たちは「隠して」います



みな漫画とは違い
現実ではかなり利口で頭のよい奴らばかりです



親にも友達にも内緒で「あれ」らの存在を完全に隠し通しています。


絶対に「足」がつかないように隠しきっています。


隠しきれない時には
証拠をのこさないよう自殺までして「隠し」きる子供ばかりです


そこまでできる覚悟をもった賢い子供たちが自然と選ばれるようになっているのでしょうね



どんなものを隠しているかは僕も知りません


ドラえもんのようなものなのかデスノートみたいなものか妖精なのか化物なのか宇宙人なのか、はたまた特別な能力なのか。


なににせよ「あの子」たちは「それ」をいまも隠しています


ニュースにもならないし

インターネット上の噂でも広がっていません

誰にも「見られて」いないからです


完全に「隠し」とおしているからです


この世界には本当に「隠している」子供たちが実際に存在するんです。

これは嘘ではありません


もちろんギャグでも話のネタでもありません

本当の事実なんです


「隠して」いる子供たちはこの世界に確かに存在しています


なぜ僕がそのことを知っているか?





それは僕が「隠せない子供」の最初の一人だったからです。



自分の欲に目がくらんでしまったからです。



「隠し」きる勇気がなかった人間です



「秘密」を我慢する事ができなかった人間です






「あれ」の代償があるなんて子供の僕にはわからなかったからです














だからあの石は捨てるしかなかったんです。

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