2006年10月14日

『痛みオリコン』

※グロテスクな表現が出てくるので苦手な人は注意してください。




痛みの数値を測定する機械が発明されてから今年でもう36年ですね
肉体的ダメージと精神的ダメージを合計した数値が「痛みポイント」となるのはみなさん中学校で習いましたよね



先日「痛みウィークリーオリコンベスト100」という雑誌を買いまして
この本は毎週、世界中の人間の中から「痛みポイント」の高かった上位100人がどんなダメージをくらったかが、
ことこまかに載ってるんです。



そもそも人間というのは大抵痛みポイント「1000」前後で死亡してしまうんです

これはどんなに体を鍛えた人間であろうと
どんなに強い精神をもっていようとも
痛みポイントが1000くらいになると誰でも必ず死んでしまうんです


しかし1000を超えるダメージをくらって亡くなった方は世界にたくさんいるのです


例えば1000のダメージをくらって死亡した人間と
1020のダメージをくらって死んだ人間


どちらも同じく死んでしまったのだから痛さの差はないとおもわれがちですが
実はしっかりと20ポイント分の「痛み」を「実感」して死んでいるのです


ちなみに痛み20ポイントというのは
鼻筋にガツンと思いっきり人の後頭部が当たって
鼻血までは出ないものの 鼻筋からつぅ〜んとなんともいえない痛さが広がり
目から自然と涙が滲んでくる・・・


あの痛さがだいたい、痛さポイント「18」です。


つまり1000を超えたダメージでも人間はしっかりと痛みを実感して死んでいるのです




そして痛みは体感時間とも関係してきます


例えば500のダメージをじわじわ二時間味わうのと
1200のダメージを3秒あじわうのとでは
やはり弱くても長い時間ダメージを受けた方が「痛みポイント」は高くなります


肉体ダメージ数値と個別体感差数値と精神ダメージ数値と体感時間
それらから割り出されたのが「痛みポイント」なのです




それでは今週の「痛みオリコン」に載った方達をここで少し紹介しましょう。





イギリスの7歳の男の子

この子はカエルが大嫌いで
カエルを見ただけでも「143」ポイントの精神ダメージを受けてしまうほどです



ある日、この少年はスモールライトを浴びて
体がライターくらいの大きさになってしまいました。

そして大きいミキサーの中に落ちてしまいました。


ミキサーの中には
生きたイボガエルとウシガエルが一匹づつ入れられていて
その間に落ちてしまったのです

ヌルヌルとした巨大なカエルの感触に包まれ・・


そして残酷にもミキサーのスイッチが入れられたのです

大嫌いなイボガエルとウシガエルと共に
男の子はミキサーにかけられてグジャグジャになってしまいました。


しかもミキサーは中途半端な時間でスイッチを切られたので・・
ミキサーの中のカエルと少年は原型がなんとなくわかるほどの・・・・




この男の子の痛みポイントは「3765」で
痛みオリコン「24」位でした。




もうひとり紹介します。


ドイツに住む21歳の男性




彼は「髪チンコ」の魔法をかけられてしまいました。


「髪チンコ」という魔法は
髪がチンコになってしまうんです。


見た目は普通の髪です。
しかし一本一本がチンコなんです。


彼は困りました。

街を歩いてるときに
ちょっとでも興奮すると
髪がギンギンに逆立ってしまうのです。



トイレも大変でした。


便器の中に頭を突っ込み
用を足すのです。
顔中が小便まみれになってしまいました。


しかし、よい事もありました。


彼はシャンプーをするのが
とても気持ちよかったのです。


シャンプーの泡にまみれた髪をやさしく
マッサージしようものなら
何万本というチンコがこすれあい、泡と絡み合い
それはこの世のものとは思えない程の
エクスタシーだったのです。


そして、フェニッシュには
その髪の毛一本一本から
ピュッピュッと白い「天然リンス」が発射されて

リンスいらずで経済的であったのでした。




そこで彼はよい事を思いつきました。


自分が前から密かに恋心を抱いていた片思いの
美容師の女に
自分の髪をシャンプーしてもらおう!!

あの娘にこの何十万本の髪
いや、チンコをやさしくマッサージしてもらえるなんて。

男は想像しただけで髪が逆立ったのです。






はい。

もうおわかりですね。



男は美容師の女にシャンプーをされる前に
次から次へ
何十万本という髪を、いやチンコをバサバサとハサミで切られたのです。
あんな数のチンコをハサミで切られるなんて
想像を超えた痛さだったでしょう・・。地獄絵図です。



その時の痛みポイントは「4019」
痛みオリコン「17位」でした。




このような件でも
痛みオリコンTOP10にははいってないのです。

それどころか
私達がふだんニュースで目にするような
残酷な悲惨な殺人事件などは見られません。
どれもランク圏外なのです。

私達が想像もできない「痛さ」が
知らないところで存在しているのです。




ちなみに今週の痛みオリコン1位は

アメリカの31歳の男性でした。

痛みポイントは「6741」



内容はここでは書けません。
グロすぎます。
今まで、いろいろな
ホラー映画や
拷問などの漫画を見ましたが
この男性の「痛み」が一番やばかったですね・・。


これは間違いなく「痛みオリコン一位」です。


私は読んでいる最中に気分が悪くなって
戻してしまいました。




しかし、上には上がいるのです!!!!!





過去最大の「1742037」ポイントの痛みポイントをくらって
亡くなった方がいました。


日本に住む 65歳のおばあちゃんでした。



もうここでは絶対にかけません!



聞いただけでショック死する人もでるでしょう。



いま、書いてる時点で僕は涙が止まりません。


体の震えが止まりません。




こんな痛いことがあってもいいんでしょうか


こんな残酷な事があってもいいんでしょうか


こんな悲しい事があっていいのでしょうか




僕は信じたくありません。



でもこのおばあさんは「1742037」ポイントという
信じられない「痛さ」を現実に味わって亡くなっているのです。



この記録を塗り替えられる事はもうないでしょう。


そしてこんな「痛み」は二度とあってはいけません。



おばあさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。










※この作品はフィクションです。実在の人物、団体、事件などにはいっさい関係ありません



・・・が





マキシマムザ亮君の脳の世界ではすべてノンフィクションなのです。

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