2006年02月24日

「脳のレンズ」

私は寝ている時、たまに「脳が覚醒」するんです。
おっと、勘違いしないでください。
お酒も飲んでなければ
へんなものも一切やっておりません。

寝ている時は
脳がボンヤリとするものです。
昔からよく
「こら!寝ぼけてるんじゃないよ」とか
そのような台詞を耳にしますけど
本当に脳というのは寝ている時
思考回路がゆるくなってしまうものだと思います。
 
では脳を「カメラのレンズ」に例えて話します。
カメラのレンズのピントをずらした事ありますよね。
焦点がモワーっとぼやけてしまいます。
これが寝ている時の状態の気がします。
では起きている状態というのが
きちんとレンズの焦点があった状態。
だと思っていました。
でも実は、起きている時のレンズも
実ははっきりと焦点があっていないのではないかと思うんです。
なぜそんなことが言えるのか?
私は寝ている時に、普段生活している時の焦点より
もっともっとクッキリとした状態に焦点がたまたま合ってしまった事があるからです。

「え?なにこれ??いつもの10倍くっきり見えるじゃん」

こんな状況に脳がなりました。

これを「人間は普段脳のなん%くらいしか使っていない」という
話とは違う観点から考えてみました。

時計を想像してください。
デジタル時計ではなく、壁に掛けられた針がまわる時計です。
12(0)、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11
と時計回りにぐるっと円を描いていますね。
時間という概念はここではとりあえず無視して、
ただ時計の「数字の位置」だけを「脳のピント」に例えて話したいと思います

僕らは普段生活しているとき、6時のあたりに立っているとします。
その「6時」の場所が一番焦点があっている場所だと思っていました。
そして寝ている時の脳は3時のあたりに移動していました。
普段生活している「6時の場所」からはずいぶんずれていますね。
そして目が覚めても、まだ5時くらいのところにいます。
それがいわゆる「まだ寝ぼけている」状態です。
ちなみに夜おそくまで起きていると
頭が冴えて来たり、普段考えもしなかった発想が思いつく事があります。
きっとそれは8時くらいの場所に来てるんだと思います。

僕は寝ている時にボケすぎて、12時の場所にまで行ってしまいました。
普段生活している「6時」の立ち位置から正反対の場所です。
そうです、そこが実は普段よりももっとクッキリと焦点のあった場所だったのです

「なんだ!これは!!こんなクッキリと焦点があった場所があったのか!!」

よく漫画などで「第3の目」とかそういう表現が出てきたりするじゃないですか。
まさにそんな気がしました。
あ、もう一度言います!
お酒も飲んでないし、変なものもやっていません(笑)

普段レンズの焦点がずれて生活している私たちには
「本当のもの」が見えてない気がしてなりません。
最高にセクシーでグラマーなお姉さんも
実はしっかりとピントを合わせて見たら、化け物かもしれないんです。
見るものすべて、聴くものすべてを歪んだ焦点のまま
ものごとを勝手に決め付けてないでしょうか?
たとえば、この文章も
「気持ち悪い」「亮君頭おかしい?」「変な宗教か?」
と文字のイメージだけで、そう感じた人がいるならば
歪んだ焦点で生きているなによりの証拠でしょうね。

僕らは「固定概念」で生き「表面で判断」して
「勝手に作り出されたモラル」や「常識」「自分本位の感情」の中で生活しています。

「解釈や考え方は人それぞれだ」というような話ではなく、
「歪んでいる焦点」を「ピントが合っている」ものだと信じたまま生きている気がしてなりません。

僕は偶然寝ている時にほんの一瞬だけ「ピント」があい、
目が覚めて「いつもの焦点」に戻ったいま、そのときの感情を一生懸命今思い出しながら書いても
うまい事伝えるのがむずかしいです。

友達と話しててよく出る話題で
「本当は皆が丸と思っているものは四角なんじゃないか」
「皆が赤だと思ってる色は本当は青なんじゃないか」とかありますけど。
そういう不思議っ子が口にするようなショボイテーマの話をしてるんじゃないんすよ。

ましてや「俺はこの目で見た物しか信じない」とか
「霊視の世界」や「妖怪」の話でも一切ないわけで・・


わかるかな−?
人間の倫理やそういうのに興味がある人なら
わかってくれると思うんだけどな 俺のこの話。


とりあえず、腹が減ったのでなにか食べてきます。
ごきげんよう。

[前] [最新] [一覧] [次]
無断転載禁止